意思決定をロジカルに導くためのプロセスをMBAでは多く学びましたが、
その中でもIT投資に対する費用対効果の評価方法を自分なりにまとめてみました。
ITやDX(デジタルトランスフォーメーション)がホットワードな現在に
活用しやすいフレームワークかもしれません。
●キーワード
IT経営/IT投資/DX/デジタルトランスフォーメーション/意思決定/投資の効果/MECE
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①マトリックス
②定量×直接
③定量×関節
④定性×直接
⑤定性×関節
⑥まとめ
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①マトリックス
定量/定性と、直接/関節で、4象限に分類します。
MECEでIT投資やDX投資の費用対効果を評価することができます。
図にするとこんな感じです。
②定量×直接→短縮
システム機能により直接的に得られる具体的な成果を指します。
主に作業時間や回数の短縮という効果です。
これは例えば、従来手作業で行っていた作業をシステムで行うことで業務時間や作業回数が短縮されるという内容です。
重要なことは、時間あたりの単価と作業1回あたりの単価を決めておくことです。
③定量×間接→改善
システム機能により間接的に得られる具体的な成果を指します。
主に指標の改善という効果を意味します。
これは例えば、納期遵守率、不良率、在庫管理費用、受注件数、売上高などの改善が見られます。
④定性×直接→標準化
システム機能により直接的に得られる抽象的な成果を指します。
定量的に測定できないが、生産計画、QCD管理、業務の標準化が見られます。
⑤定性×間接→向上
システム機能により間接的に得られる抽象的な成果を指します。
定量的に測定できないが、信頼性、顧客満足度、従業員満足度の向上が見られます。
⑥まとめ
これらをまとめて図にするとこんな感じです。
定量的効果が意思決定に影響しやすいことは明らかではありますが、
定性的効果も同時に意思決定の材料として分類することも非常に重要です。
以上です。